「切ったら、植える」は、林業経営の不文律でした。
春は、植樹の季節です。今年も全国各地で、未来に夢を託した植樹イベントが行われています。
林業経営の不文律では、皆伐後は再び植樹(造林)をして、早期に森林への復元を図ります(
林業経営(皆伐/かいばつ))。こうして持続的に森林が維持されてきました。
しかし、林業の採算性が悪化(
「立木価格」=0)したことなどにより、皆伐後の植樹費用が負担できない、負担したくないと言う森林所有者が増えています。その結果、林業経営の不文律は守られなくなり、地域に偏りはありますが伐採跡地の放置が散見されるようになりました。こうした裸の山(造林未済地)が、全国で約2万ヘクタールあると言われています。
現状の木材価格では、森林の状態を維持しつつ木材を生産する間伐や択伐などによる林業経営が望ましいと考えます(
木材を生産する。(その1))。
放って置いても森林に戻るか。もあわせて御覧ください。
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