動力とワイヤーロープの無い時代の搬出方法として、修羅、木馬、鉄砲などがありました。これらの方法は、架線集材、森林鉄道やトラック運搬が始まり姿を消しました。
写真は、赤沢自然休養林(木曽/長野県)に残る床堰(とこせぎ)の基礎に使われた丸太です。床堰は川の流れを利用して丸太を搬出する方法で、丸太を使って堰を作り、そこに水と丸太を貯めます。堰に一杯水が貯まったら、堰の一部を開け、人工の鉄砲水とともに丸太を一気に流します。
写真は、支流に設けられた床堰の跡です。丸太は、支流から本流へ、本流から大河へと、数段階に分けて流送されました。
なお、床堰は、地域によっては鉄砲堰と言われています。
参考サイト:
木の情報発信基地 忘れられた修羅の「狩り川」ほか。
次は、
木曽五木とは、へ。
人気blogランキングに参加していますので、
みなさんのクリックをお願いします。