木材の搬出にも高性能な機械が導入されています。ここでは、タワーヤーダと
プロセッサを組み合わせた木材搬出の流れを見てみましょう。
林道脇に土場を作り、右側にタワーヤーダ、中央にプロセッサ、左側に木材置き場が配置されています。
車に積んだタワー(支柱)から手前の伐採現場に向かって架線が張られています。木材は、架線に吊り下げられて搬出されます。ちょうど、左下に搬出中の木材が見えます。
プロセッサは、搬出した木材を玉切る機械です。今は、枝葉の整理を行っています。
タワーヤーダの支柱のところまで木材が運ばれると、タワーヤーダの操作手(黄色い円)がワイヤーを外します。
ワイヤーを外した木材をプロセッサがつかみ、そのまま3mや4mに玉切りを行います。
タワーヤーダは、写真のずっと左側で、伐採木を吊るす準備をしています。
プロセッサは、玉切った木材を、木材置き場に積んでいます。
そのころタワーヤーダの元には、次の木材が到着しています。操作手がワイヤーを外しに移動しています。
作業員は、タワーヤーダの操作手、プロセッサの運転手、伐採現場の作業員の計3人です。青い円内は、架線を移動する搬器の位置を示しています。
皆伐、自走式搬器:
木材の搬出(集材)へ
択伐、フォワーダー:
木材を生産する。(その1)へ