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地球温暖化と木造住宅

a0004391_2155628.gif 上のグラフは、住宅1戸(136平方メートル)の中に蓄えられている炭素量(トン)です。上から、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造です。木造は、それ以外に比べて約4倍の炭素が蓄えられています。しかし、住宅は数十年で解体され、炭素は大気中に放出されます。森林は、地球温暖化の防止にあまり貢献しない。でも書きましたが、長期的にみれば木造住宅だから炭素をたくさん蓄えているとは言えません。
 しかし、住宅の解体材をチップやペレットに加工してエネルギーとして活用すれば、その分は二酸化炭素の削減に貢献できます。
a0004391_216989.gif 下のグラフは、住宅1戸(136平方メートル)の製造時炭素放出量(トン)です。木造は鉄骨造の3分の1、鉄筋コンクリート造の4分の1の放出量です。
 木材は加工しやすいので、消費エネルギーが少なくて済みます。木造住宅は、地球温暖化に大いに貢献しています。

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by woodlot | 2007-04-12 22:17 | 建築、地産地消

発熱量の比較

a0004391_10424296.gif 「エネルギー源別標準発熱量表(資源エネルギー庁)」によると、天然ガス石油石炭の1kg当たりの発熱量は、それぞれ55MJ42MJ28MJであります。ペレットの発熱量はおおむね3,800~4,300kcal(木質バイオマス燃料の比較)ですので、換算(1MJ=約240kcal)すると約17MJ(石油の約40%)となります。
 これは単に発熱量の比較ですので、実際の選択に当たっては価格が影響します。例えば、ペレットは1kg当たり約40円/kgですので、石油価格が100円/kg(重油の比重は0.82~0.95)を超えれば、ペレットも価格競争力を持ちます。ただし、利用する立場としては、ペレットは安定供給されるのか、利用機種はどんなものがあるのか、それは安全で利便性が確保されているのか、メンテナンスは簡易か、アフターサービスは万全かなどの課題があります。

 石油(42MJ):ペレット(17MJ)=100:40

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by woodlot | 2007-01-07 10:33 | 木質バイオマス

人工林率、山村の風景

a0004391_15111185.jpg 日本の森林の内、約4割が人の手で苗木を植え、育てた人工林です。森林の人工林率は4割である、などと言われたりします。この4割は平均なので、地域によって大きく異なります。
 古くからの林業地は、尾根や岩石地の一部を除いて、人工林になっています。

 古くからの林業地の風景 天竜美林

 写真は福島県の山村の風景ですが、田畑に続いて人工林が見えますが、その後は天然林です。こうした風景を見ていると、人工林の手入れが遅れ、人工林が荒廃する危険があると言われますが、地域によってその比重は大きく異なるように感じました。

 都道府県毎の人工林率(平成14年3月)
 佐賀県 66%
 高知県 65%
 愛知県 64%
 福岡県 64%
 三重県 62% 
 徳島県 62%
 愛媛県 62%
  ・
  ・
 全 国 41%
  ・
  ・
 北海道 27% 
 山形県 27% 
 新潟県 19% 
 富山県 18% 
 沖縄県 12%

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by woodlot | 2006-08-19 15:19 | 森林の景色

一物多価、こんなに下がったスギ材価格

a0004391_21292464.gif 平成12年8月と平成18年3月のスギ材価格を比較しました。木材価格は季節変動が大きいので、8月と3月で比べるのは正確さを欠きますが、傾向は読み取れると思います。
 国産材製材は人工乾燥の導入が遅れているため、スギ製材品のKD(人工乾燥)化は遅れています。その結果、スギ材は全国で価格を下げています。しかし、宮崎県、鹿児島県及び大分県の九州勢は、他と比べて下げ幅が小さくなっています。これは宮崎県などが人工乾燥施設の導入を積極的に図ったことにより、スギKD材の供給量を増やしているからだと思われます。宮崎県には木脇産業外山木材、大分県には瀬戸製材などの国産材では5本の指に入る製材所があります。

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by woodlot | 2006-05-17 21:59 | 林業(木材生産)

一物多価、どうして価格差が生じるのか

a0004391_21562160.gif 一物多価、こんなに大きい木材の価格差のグラフに、ヒノキの価格を合わせて表示しました。
 これを見ると、スギの価格の高い地域、主に九州ですが、スギの価格の低い地域に比べてヒノキの価格が明らかに低くなっています。九州はスギの資源量が多いので、スギがヒノキの代役を担っていると思われます。また、九州はスギの挿し木造林の歴史が長いので、地域としてスギを好む傾向があるのでしょうか。
 その地域の森林資源の構成(スギとヒノキのどちらが多いのか)と木材加工の能力(スギとヒノキのどちらが得意なのか)、更にはその地域の嗜好(スギとヒノキのどちらを好むのか)などによって、同じものでも地域によって大きな価格差が生じていると思われます。

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by woodlot | 2006-05-15 21:50 | 林業(木材生産)

一物多価、こんなに大きい木材の価格差

a0004391_15483796.gif 例えばコンビニで売っている缶コーヒーは、同じメーカーの同じ種類のものであれば、全国どこで買ってもほぼ同じ値段で購入することができると思います。
 家電などは、同業者の出店状況によって価格競争が起こるので、地域によって多少の価格差が生じます。物価は地域によって差がありますが、木材はそれを越える価格差があります。
 このグラフは、長さ3m、末口14㎝から16㎝のスギ丸太の価格を高い順に並べました(出典は全国森林組合連合会、時期は平成18年3月)。13,000円を越える宮崎から、8,000円台の広島、群馬まで5,000円の価格差があります。これだけの価格差があると、山口県の業者が広島県で丸太を仕入れ、宮崎県で売ったとしても、立派な商売になります。
 では、どうしてこんな価格差が生じるのでしょうか。それは次回で考察したいと思います。

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by woodlot | 2006-05-14 11:04 | 林業(木材生産)

チップとペレット

a0004391_10474234.jpga0004391_1150241.gif 木質バイオマス燃料の比較の内、チップとペレットをグラフにして比較しました。発熱量と販売価格だけを比べると、チップの方が低コストです。

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by woodlot | 2006-03-03 23:50 | 木質バイオマス

ベイツガの価格変動

a0004391_13521630.gif 今では欧州から輸入されるホワイトウッドやレッドウッドが国産材(スギ)の競争相手ですが、少し前までは北米から輸入されるベイツガでした。
 ベイツガ(長さ6m、径30cm以上)の日本での価格は、昭和55年を頂点に、低減しています。一方ドルでの価格は、昭和55年以降も漸増しています。日本では昭和50年代の後半から木材価格は下がり続けましたが、外国からすると木材価格は下がっていた訳ではありません。

 グラフは1立方メートル当たりの円及びドル価格です。左から昭和45年、55年、平成2年、12年で、その時のレートを360円、227円、138円、108円として計算してあります。

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by woodlot | 2006-02-26 13:57 | 木材加工、流通

土壌侵食の過程(図解)

a0004391_21482449.jpg

 昨日アップした土壌侵食の過程(写真)を図にまとめてみました。
 青色の一点鎖線は岩盤線です。岩盤の上に長い年月をかけ、森林土壌が形成されています。その上に森林が育っています。良い状態に森林が管理されいれば、雨水は森林土壌に吸い込まれます。なお、森林土壌は沢部で厚く、尾根部で薄くなります。
 森林の管理が悪ければ、雨水は表面を流れ、沢に集まります。沢の流水量が多くなると、森林土壌の縦侵食が始まります。
 縦侵食が深くなると、今度はその両側が不安定になり崩落します(図2の黄色の点線)。こうして、森林土壌の侵食が広がっていきます。
 こうした崩落の拡大を防ぐため、縦侵食を止め、山脚を固定する必要があります。谷止工は、山脚を固定するために施工されています。

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by woodlot | 2005-11-21 21:31 | 森林の働き

木材輸入量の推移

a0004391_19133937.jpg 折れ線グラフは、1996(平成8)年から2004(平成16)年までの海外から日本に輸入された製材)と丸太)の推移です。縦軸の目盛りは5百万立方メートル毎です。
 最近では、1千万立方メートル前後で推移しています。
a0004391_19182328.jpg 棒グラフは、地域別の製材品輸入量の推移です。横軸は、左側から米材、北洋材、南洋材、ニュージーランド材、チリ材、欧州材及びその他の順です。縦軸の目盛りは百万立方メートル毎です。
 米材、南洋材は右肩下がり、欧州材、北洋材は右肩上がりの傾向です。

 構造用集成材の国別輸入量の推移へ。

 データの出典:財団法人日本木材総合情報センター

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by woodlot | 2005-11-13 19:22 | 木材加工、流通