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新生産システム

a0004391_9413549.jpg 国産材が建築部材として使われるための取り組みとは何か、それは「品質の確かな製材品を安定供給する」ことです。残念ながら今の国産材業界は、「品質の確かな製材品」と「その安定供給」のどちらも満たしていません。
 品質の確かな製材品とするためには木材の人工乾燥が欠かせませんが、一部の地域を除き製材工場での設備投資が遅れており、その供給量はまだまだ不十分です。製材品の安定供給では、林業と木材産業の連携が全く図れていません。その結果、未だに林業は木材の相場によって市場への供給量を調整しています。

 平成18年4 月に、地域材の利用拡大と森林整備の推進を図るためのモデル地域(新生産システム)が全国で11地域指定されました。これらのモデル地域では、川上から川下までの合意形成を促進し、森林経営の集約化、協定取引の推進、生産・流通・加工の経費削減、需要に応じた木材の安定供給を図ることを目指しており、新生産システムが本格的に動き出すと、国産材が安定供給される可能性があります。
 モデル地域のいくつかは量産型の国産材製材工場が核となっており、これらの製材工場では生産規模の拡大が積極的に図られます。一方、森林経営の集約化、協定取引の推進が上手く進まない場合は、木材が市場に安定供給されないため、量産型の製材工場と既存の製材工場が、少ない木材を争奪することも考えられます。

秋田 秋田県立大学  9つの製材工場
奥久慈八溝 株式会社山田事務所 協和木材株式会社
岐阜広域 富士通総研 親和木材工業株式会社 飛騨高山森林組合
中日本圏域 株式会社山田事務所 株式会社西村木材店
岡山 三菱UFJリサーチ&コンサルティング  院庄林業株式会社 岡山高次木材加工協同組合
高知中央・東部地域 富士通総研 銘建工業株式会社
四国地域 住友林業フォレストサービス株式会社
宮崎 株式会社日本能率協会コンサルティング
鹿児島圏域 鹿児島大学
熊本 NPO森林誌研究所 熊本県森林組合連合会 銘建工業株式会社
大分 NPO森林誌研究所

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by woodlot | 2007-02-28 23:26 | 木材加工、流通

ちょっと、一休み。

a0004391_1071823.jpg 人工林の間伐をして、間伐材を搬出している現場です。一人の時は、適度に休憩を取りながら作業を行うことができます。でも、出来高制の時は、あまりのんびりもできません。体は休めていますが、頭の中では次の作業の段取りをイメージしていることと思います。

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by woodlot | 2007-02-25 10:13 | 森林の景色

木質バイオマスの利用を推進しても、

a0004391_10474234.jpga0004391_136182.jpg 林業の活性化のために、木質バイオマスの利用を推進するべきだと、主張する人がいます。山には切り捨てられている間伐材がたくさんあるのだから、それを木質バイオマス資源として活用すれば、林業の活性化に役立つと言う主張です。
まずは建築部材から
 私も木質バイオマスの利用を推進するべきだと考えています。しかし、林業の活性化のためには間伐材を含む国産材をできるだけ高く売る必要があり、その売り先は住宅などの建築部材(右の写真/人工乾燥された柱材)だと思います。廉価でしか取引されない燃料(左の写真/燃料チップとペレット)としての利用だけを推進していも、林業は活性化しないと思います。

林業が活性化して
 国産材が建築部材として安定供給されるようになると、それだけ端材なども出てきます。そうした端材などもできる限り付加価値の高い製紙チップなどとして利用を図ります。燃料として利用する部分はそうした利用ができない木質部樹皮、建築廃木材であるべきだと考えます。

 国産材が建築部材として使われるための取り組みが遅れているので、木質バイオマスの利用は、地球温暖化の防止などの追い風を受け、期待が先走り、林業の活性化の救世主として誤解されているように感じます。

× 木質バイオマスの利用を推進して → 林業を活性化する
○ 林業を活性化して → 木質バイオマスの利用を推進する
○ 木質バイオマスの利用を推進して → 循環型(持続する)社会をつくる

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by woodlot | 2007-02-24 17:06 | 木質バイオマス

Sustainable Forest Management

a0004391_2383023.jpg Sustainable Forest Management は、持続可能な森林経営と訳されています。経営と言うと私は、会社を営むこと、さらに儲けることを連想します。従って、森林経営と言うと、経済的な追求を優先することと感じます。
 一方、Management の訳語には経営のほかに管理がありますので、Sustainable Forest Management は持続可能な森林管理と訳すこともできます。森林管理と言うと、森林の望ましい状態が作られる、環境的な働きが高まるように感じます。
 どうも私には「経営は経済、管理は公益」との先入観がありますが、英語ではどちらも Management であり、どちらに訳しても同じ意味であります。Forest Management とは、経済だけでなく、市民の社会的、生態的、文化的、精神的なニーズを満たすことも含まれています。

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 《お断り》 この写真は私が写したものではありません。
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by woodlot | 2007-02-14 23:02 | 森林アラカルト

タワーヤーダ(人工支柱付き集材機)

a0004391_22415689.jpg トラックの荷台にコラー社のタワーヤーダ(人工支柱付き集材機)が積まれています。架線による集材では、元柱と先柱の間に架線を張り、その間の木材を集めます。
 タワーヤーダは、タワー(人工支柱)が元柱の役割を果たします。またタワーは移動できますので、従来に比べて簡単に架線の張替えができます。タワーヤーダは、急傾斜地での集材に向いています。

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by woodlot | 2007-02-14 22:58 | 林業(木材生産)