<   2005年 11月 ( 19 )   > この月の画像一覧

カラマツの人工林

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 右の写真は、ブナ、ミズナラ、カエデ類を主とする65年生ほどの自然林です。この自然林も薪炭生産のため、1度伐採されていると思われます。それにしても、これだけの森林が再生する自然の力には驚きです。
 中の写真は、落葉した人工のカラマツ林です。紅葉の頃は綺麗だっただろうと思われます。木材の需要が高かった時には、薪炭生産の後、天然更新ではなく、人工更新が行われました。奥山で選ばれた樹種は、カラマツ・モミ・トウヒなどです。
 左の写真は、人工のカラマツ林の林相です。34年生で、樹高は10m、胸高直径は20cmです。
 カラマツは、製材した後もねじれるので、木材としては使い難い樹種でした。最近では人工乾燥技術が確立されたので、いろいろなシーンで使われるようになりました。

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by woodlot | 2005-11-29 20:59 | 森林の景色

天然スギ

a0004391_23521365.jpg 愛鷹山(マピオン)の標高800m以上の天然林には、多くの広葉樹に、天然スギが混在する森林となっています。
 右の写真は、45年生の広葉樹林の林内です。意外に若いことに驚きます。戦後に1度薪炭林として伐採されています。上層木はミズナラ、ヤマザクラ、シデ類、ヒメシャラ及びエゴノキほか、下層はクマザサです。

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by woodlot | 2005-11-27 23:55 | 森林の景色

森林を伐採するのはなぜ(木材生産編)。

a0004391_9344078.jpg 時々「森林を伐採するのはなぜ。」と質問を受けることがあります。森林の伐採は、「開発」と「木材生産」の二つによって行われます。
 「木材生産」とは、木材を販売して収益を得るため、森林の伐採をすることです。

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a0004391_9413549.jpg住宅などの材料として
 日本には世界中から木材が輸入されています。東南アジアやロシアでは、木材は外貨獲得の重要な商品であるようです。熱帯材は、ビルなどを建設するときに使うコンクリートの型枠に使われてきました。熱帯材は、もう資源的にほとんどないと言われています。永久凍土に育つタイガ林は、是非保全して欲しいと思います。しかし、日本の材価格が上がると採算があうので伐採が進むようです。
 日本のスギ、ヒノキの森林は、住宅などの材料を得るために人の手で植林した人工林です。概ね40年を超えるころから、伐採され始めます。但し、この場合は再造林を行うことにより、森林の持続性は保たれると考えます。

a0004391_10255230.gif燃料を得るために
 世界では、燃料とするための伐採はまだ主流です。
 日本でも昭和30年代までは、炊事やお風呂の燃料である「」を生産するために、森林の伐採が行われました。こうした伐採は、今はありません。ただし、伐採しなくなったことによりスプリング・エフェメラルと呼ばれる植物が姿を消しつつあります。
 
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by woodlot | 2005-11-26 09:38 | 林業(木材生産)

秋、過ぎ行く。

a0004391_21125436.jpg 秋だと思っていたら、冬がもうそこまで来ています。


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by woodlot | 2005-11-25 21:14 | その他

眺望の良い林道

a0004391_19444835.jpg 写真の点線は、静岡県富士宮市猪之頭地区と山梨県西八代郡下部町とを結ぶ林道湯之奥猪之頭(ゆのおくいのがしら)線です。見ごろを過ぎた紅葉と針葉樹の山肌を縫うように登っていきます。
 この林道は、日本林道協会が平成8年に実施した『林道日本一記録「個別の部門」の「眺望の良い路線の部」』において、 ナンバーワンの路線の1つに選ばれています。
a0004391_1948214.jpg この林道は、林業生産のほか、ハングライダーやパラグライダーなどのスカイスポーツのメッカとして地域の振興にも役立っています。また富士山の撮影ポイントの一つにもなっています。振り向けば、富士山が間近に見えます(マピオン)。

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by woodlot | 2005-11-23 19:49 | 自然、山々、四季

土壌侵食の過程(図解)

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 昨日アップした土壌侵食の過程(写真)を図にまとめてみました。
 青色の一点鎖線は岩盤線です。岩盤の上に長い年月をかけ、森林土壌が形成されています。その上に森林が育っています。良い状態に森林が管理されいれば、雨水は森林土壌に吸い込まれます。なお、森林土壌は沢部で厚く、尾根部で薄くなります。
 森林の管理が悪ければ、雨水は表面を流れ、沢に集まります。沢の流水量が多くなると、森林土壌の縦侵食が始まります。
 縦侵食が深くなると、今度はその両側が不安定になり崩落します(図2の黄色の点線)。こうして、森林土壌の侵食が広がっていきます。
 こうした崩落の拡大を防ぐため、縦侵食を止め、山脚を固定する必要があります。谷止工は、山脚を固定するために施工されています。

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by woodlot | 2005-11-21 21:31 | 森林の働き

土壌侵食の過程(写真)

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 順番は、左から右に進みます。
 最初はわずかな水道ができます。気が付くと1mを超える縦浸食が発生しています。更に浸食が進むと、根の支持力が弱り、回りの木々が倒れ始めます。放置すると、深さも、幅もどんどん広がります。

 特に間伐の遅れた森林では、林床の植生が乏しいので、大変侵食されやすくなっています。

 巨大な排水溝へ。

 《お断り》 この写真は私が写したものではありません。

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by woodlot | 2005-11-21 01:05 | 森林の働き

渓間工(谷止工)

a0004391_0543534.jpg 写真は治山(ちさん)事業で設置された谷止工(たにどめこう)です。渓床(けいしょう)の勾配を緩和し、山脚(さんきゃく)を固定することによって侵食を防ぎます。山脚が侵食されると、山腹(さんぷく)崩壊が起こることがあります。
a0004391_059021.gif 現勾配が連続して急で、侵食が認められる場合は、連続して谷止工を設置します。その結果、計画勾配で土砂が堆積し、山脚が安定します。

 谷止工(たにどめこう)へ。

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by woodlot | 2005-11-20 01:05 | 森林の働き

帽子かけ

a0004391_8473945.jpg 林道を走っていたらダイダラボッチの帽子かけを見つけました。

 その昔ダイダラボッチは、一夜のうちに琵琶湖の土砂を採り、富士山をつくったそうです。浜名湖は、大量の土をせっせと運んでいる途中に、よろけて手をついた跡だと言われています。

 ダイダラボッチ - Wikipedia

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by woodlot | 2005-11-19 09:00 | その他

板目と柾目

a0004391_232735100.jpg 木材の周辺部で、年輪に接するように挽いた板の木目を板目(いため)と言います。板目は曲げに強く、また年輪の冬目が水分を通さないので、や船、外壁などに適しています。

 木材の中心部で、年輪に垂直に挽いた板の木目を柾目(まさめ)と言います。柾目は並んだ木目が美しく、また年輪の夏目が水分を透過するので、桶・櫃や建具、家具などに適しています。

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 「きらくなたてものや」さんの「高野槙」へ。 

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by woodlot | 2005-11-16 23:30 | 木材の活用例