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エッシャー/Waterfall

a0004391_9512935.jpg 木曽ヒノキを訪ねた旅のおまけです。
 森林鉄道の乗車口に登る道の途中に御覧のような手洗い場がありました。右と左から水が流れ込み、低いところから水が流れ出していますが、この水の流れを見たとき、水が坂を登っている絵があったことを思い浮べました。

 帰って、検索をしてみました。
 「水+流れ+循環(630千件)」、「水+流れ+循環+絵(107千件)」、「水+流れ+循環+絵+中世(14千件)」と絞込みを行い、「M.C.エッシャー」にたどりつきました。「エッシャー」で改めて検索を行い、絵は「Waterfall」であることがわかりました。

 写真の手洗い場と「Waterfall」は全く違いますが、写真の手洗い場にはそんなことを連想させる遊び心がありました。

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by woodlot | 2005-10-30 10:06 | その他

サワラ(ヒノキ科)

a0004391_2325287.jpg 赤沢自然休養林(長野県上松町)に木曽ヒノキを訪ねた旅の最後となりました。
 写真は、冷沢下流の椹窪(さわらくぼ)と呼ばれているところです。サワラは川沿いに、ヒノキは尾根筋に多く見られます。説明板によると、ヒノキ48%、サワラ47%、ヒバ3%、広葉樹2%の割合で、サワラの割合が他よりは高くなっています。

 木曽ヒノキの旅は、倒木更新から。

a0004391_23395961.jpg サワラとヒノキは近縁であるため、根元が合体した樹木がありました。葉も似ていますが、サワラの気孔線はX型(又はV型)、ヒノキの気孔線はY型だと教わりました。
 サワラの材は、水湿に強く、かつ、加工が容易で割りやすいので、いろいろな桶(おけ)や櫃(ひつ)などに利用されてきました。サワラのお櫃に入れた御飯は、冷めても美味しいと聞いたことがあります。

 「OMソーラーの家「東京町家」」さんの裸になるところへ。

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by woodlot | 2005-10-29 23:30 | 樹木図鑑

保存木マーク法

a0004391_0135711.jpg 間伐は人工林を育てる重要な保育作業です。しかし、現状では間伐に時間とお金をかけたくありません。信州大学を退官された島崎先生は、そう言う人に「保存木マーク方式」を勧めています。
 保存木マーク方式は、最後まで残す木(緑色)をまず決め、その邪魔になる木から伐っていく間伐の方法です。この方法だと、2回目からは選木の手間が省略できます。

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by woodlot | 2005-10-27 23:50 | 林業(造林・育林)

皆伐経営と炭素貯留のシミュレーション

 余談ですが、シミュレーションをシュミレーションと打ち間違えることがあります。グーグルで「シュミレーション」を検索したところ200万件のヒットがありました。正しい「シミュレーション」で検索すると約450万件のヒットでした。と言うことは、約3割の人が間違えていることになります。

a0004391_203319.jpg 昨日は1サイクルのみをグラフで示しましたが、伐採した後は再び植林を行ないますので、図のように森林としての貯留も行なわれます。
a0004391_2062485.jpg グラフの表現を、森林と木材での総貯留量に変えました。
 森林を維持し、再生可能な木材を活用することによって、炭素の貯留は、一定の範囲内で変化します。製材端材や建設廃材をバイオマスエネルギーとして活用すれば、その分の化石燃料の消費を節約できます。

 日経BP社の第9回「木造都市」の時代が始まる~木の街づくりで都市を森に戻せ~へ。

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by woodlot | 2005-10-24 20:09 | 木質バイオマス

地球温暖化防止と森林

a0004391_1239258.jpg 森林の炭素貯留モデルです(日本木材学界参照)。植林された苗木は、光合成を行ないながら生長を続けます(炭素を蓄える)。図では模式的に一直線に増加するように表してありますが、一般的には林齢が高くなるにしたがって、生長量は落ちます。

 原野などの裸地に植林することは、森林として炭素を貯留することであり、地球温暖化防止に効果があります。
 今ある森林を伐採(皆伐)して、再び造林を行なう場合(再造林)は、もともと炭素を貯留しているので、新たに貯留する効果はありません。しかし、植林された苗木は再び炭素を貯留するので、大気中の炭素の量は増えません。ただし、伐採などの作業で使う化石燃料からの放出分があります。

 伐採することによって、森林状態の蓄積から、住宅などの部材として姿を変えて、炭素を蓄え続けます。この時、貯留量が落ちるのは、林地に残される枝や葉などと、製材する過程で出る端材などがあるためです。
 また、いずれは住宅からも建設廃材として出され、木材としての貯留もゼロになります。

 林地残材、製材端材や建設廃材などの木質バイオマスを化石燃料の代わりに活用すれば、その分化石燃料からの放出量を抑えることができ、地球温暖化防止に効果があります。

 「irei_blog」さんのペレットストーブフォーラムイン信州・・・行ってきました。へ。
 「建築少年Y」さんの信州型ペレットスト-ブ  Vol.1へ。

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by woodlot | 2005-10-23 13:16 | 森林の働き

林業経営(皆伐/かいばつ)

a0004391_16155271.jpg 林業は、斜面などの未利用地にスギやヒノキなどの有用樹種を植栽し、育て、伐採する産業です。
 林業経営の方法として、皆伐(かいばつ)があります。皆伐は、一定の範囲の人工林を全て伐採し、その後に再びスギやヒノキなどを植栽する方法です。おおむね、林齢が45年を超えれば一人前の木材として使うことができるので、皆伐することができます。皆伐は木材の利用目的により、柱材などを目指す短伐期経営と、大径材を目指す長伐期経営に分かれます。
 45年生の人工林を育てるに、1ヘクタール当たり約250万円の投資を必要とします。しかし、立木価格がほとんどゼロに近いので、現状では皆伐を行なうことは困難な状況です。

 造林(85万円)+下刈(90万円)+除伐(25万円)+間伐(50万円)=250万円

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by woodlot | 2005-10-22 16:34 | 林業を語る。

木曽五木とは、

a0004391_21571826.jpg 木曽五木とは、ヒノキサワラ、ネズコ、アスナロ及びコウヤマキを指します。江戸時代は、これらの木を切ることが禁止されていました。写真の左側はネズコ、右側がヒノキです。

 ネズコ:クロベ、クロビ、黒桧ほか
 アスナロ:アスヒ、ヒバ、アテ、白桧ほか

 木曽節(リンク)
 木曽のナー 中乗りさん
 木曽の名木 ナンジャラホーイ
 ヒノキにサワラ ヨイヨイヨイ
 ネズにー 中乗りさん
 ネズにアスヒに ナンジャラホーイ
 コウヤマキ ヨイヨイヨイ


 「朧月夜の桜 ~ 小さな和の暮らし。」さんの「下駄の日」へ。

 次は、サワラ(ヒノキ科)へ。

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by woodlot | 2005-10-21 22:14 | 森林・林業用語解説

伐木作業

a0004391_2131329.jpg このマツは、重心が右に傾いています。右側には道路があるため、重心とは逆の左側に倒す必要があります。写真は、左側に受け口を作っているところです。
 重心が右に傾いているため、重心より高いところにワイヤーロープをかけ、左に引っ張っています。なお、写真に写っているロープは、伐木作業とは関係がありません。
a0004391_21444142.jpg 右から左に向かって、追い口を切ってきます。追い口を切る作業に合わせ、ワイヤーロープも引っ張ります。追い口は全部切らずに、蝶つがいの役割をするツル(直径の約1/10)を残し、チェンソーでの作業は終わりです。
 後はワイヤーロープを引っ張り、マツの重心が中央から左に移れば、自重で倒れます。
 伐木が終わったら、切り株を観察して、受け口、追い口の作りかたを検証します。

 私のしごと館伐木・造材作業者へ。

 三つ紐伐りへ。

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by woodlot | 2005-10-18 21:54 | 林業(木材生産)

木製ガードレール

a0004391_21105052.jpga0004391_21103653.jpg 右の写真は普通のガードレールですが、左の写真はガードレールの材質が木材です。
 1998年11月に「防護柵設置基準」が改正され、それまでは金属又はコンクリート製に限られていましたが、強度などの一定の性能を満たした材質を使うことができるようになりました。
 価格差があることや、標準化がされていないため、まだまだ普及していませんが、間伐材利用の一つとして注目されています。

 国土交通省:性能規定化した、新たな「防護柵の設置基準」を策定について
 長野県:信州型木製ガードレール
 かんばつホームページ:森林土木木製構造物施工歩掛一覧表

 「日常 と 非日常」さんの長野の木製ガードレール
 「市町村コンシェルジュってどうよ」さんの安曇野食べ歩き

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by woodlot | 2005-10-17 21:13 | 木材の活用例

床堰(とこせぎ)

a0004391_9114268.jpg 動力とワイヤーロープの無い時代の搬出方法として、修羅、木馬、鉄砲などがありました。これらの方法は、架線集材、森林鉄道やトラック運搬が始まり姿を消しました。
 写真は、赤沢自然休養林(木曽/長野県)に残る床堰(とこせぎ)の基礎に使われた丸太です。床堰は川の流れを利用して丸太を搬出する方法で、丸太を使って堰を作り、そこに水と丸太を貯めます。堰に一杯水が貯まったら、堰の一部を開け、人工の鉄砲水とともに丸太を一気に流します。
a0004391_9265978.jpg 写真は、支流に設けられた床堰の跡です。丸太は、支流から本流へ、本流から大河へと、数段階に分けて流送されました。
 なお、床堰は、地域によっては鉄砲堰と言われています。

 参考サイト:木の情報発信基地 忘れられた修羅の「狩り川」ほか。

 次は、木曽五木とは、へ。

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by woodlot | 2005-10-16 09:25 | 林業(木材生産)