<   2004年 03月 ( 23 )   > この月の画像一覧

柱(はしら)

a0004391_211415.jpg 写真はスギの心持ち柱である(木取り(柱目))。洋室の大壁に隠れる管柱として使われることが多いので、節があってもかまわない。未乾燥材を使うと、柱が乾燥する過程で、柱がねじれたりして、クロスが割れる原因となる。
 柱の大きさは、縦横が10.5cm角又は12cm角、長さが3mである。1階と2階に連続する柱は通し柱と言い、長さは6mである。
 ヒノキの枝打ち材は、和室の柱として使われる。表にでるため、無節のものが好まれる。ヒノキの並材は、土台として使う場合もある。

 アドバシ
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by woodlot | 2004-03-30 21:15 | 木材加工、流通

木取り(柱目)

a0004391_233949.jpg 写真は、28年生のスギ丸太(間伐材)である。
 柱適寸の丸太(末口14~18cm)は、心持ち柱を取り、その回りの4辺からラス下地板や野地板を取る。木口に枝打ちした跡が2箇所あるので、無節の柱が取れそうなことがわかる。
 製材は、ツイン帯のこ盤で、外側から挽く。

 10.5cm角  末口直径16cm
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 12cm角    末口直径18cm

 柱(はしら)へ   木取り(尺上)
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by woodlot | 2004-03-29 23:40 | 木材加工、流通

木取り(尺上)

a0004391_1542.jpg 尺上(30cm以上)と呼ばれる大径木の木取りの例である。
 優良材は、心を除き、柱を中心に製材される。最近では、スギのなども製材されている。その周りの部分は、鴨居などのひき割類や、小幅板などの板類を製材する。
 歩留まりを上げるため、無駄なく製材品を製材するよう工夫されている。

 (注)10.5cm角の柱の場合は対角線の長さが約15cmとなるので、直径が30cmだと写真のように木取りすることはできない。

 木取り(柱目)
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by woodlot | 2004-03-28 01:06 | 木材加工、流通

心材と辺材

a0004391_12928.jpg スギの木口(こぐち)である。赤い部分を心材、白い部分を辺材と言う。
 心材は、生きている細胞が無く、含水率も低い。写真は赤い色をしているが、黒い色をしたものを黒心材と言う。心材は耐久性が高い。
 辺材は、水を通す機能を持っており、含水率が高い。
 樹木の樹幹を太らせる肥大成長は、辺材と樹皮の境にある形成層で行われている。
 スギの人工乾燥が難しいのは、心材と辺材の含水率が大きく異なるためである。

 樹皮の利用
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by woodlot | 2004-03-26 01:30 | 森林・林業用語解説

地ごしらえ

a0004391_02131.jpg 樹木を伐採した林地では、樹木の樹幹は林地外に運び出されるが、枝や葉などは林地に残されたままである。再造林の準備のため、残された枝や葉などを等高線に沿って筋状に並べる作業 を「地ごしらえ」と言う。全て人力で行う大変な作業である。
 林業の機械化とともに、樹木の搬出を枝や葉を付けたまま行う全幹(ぜんかん)集材が行われるようになった。全幹集材の場合は、地ごしらえ作業は軽減される。

 人工造林地
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by woodlot | 2004-03-25 00:22 | 林業(造林・育林)

マツタケ山

a0004391_01714.jpg アカマツ林と言えばマツタケを連想する。

 写真はアカマツ林であるが、その道沿いには「茸採取禁止」の看板が立っていた。マツタケ山は入札にかけられ、落札者に採取権が売られると聞く。山村のアカマツ林は、マツタケ山として重要な収入源となっている。

 マツタケ(キシメジ科)
 
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by woodlot | 2004-03-24 00:18 | 里山、竹林

松くい虫被害木の伐根

a0004391_20438.jpg 写真は、松くい虫の被害で枯れたアカマツの切り株である。
 重要なマツ林は、行政により薬剤空中散布被害木伐倒駆除が行われ、保護が図られている。切り株の左上に小さくナンバーテープが見えるが、現場の伐倒木と書類の伐倒木を結ぶ番号である。

 松くい虫の被害で枯れたマツからは、ヤニが出てこない。これは、マツノマダラカミキリに運ばれたマツノザイセンチュウが、人間の血管にあたるマツの管を止めてしまうためだと聞いた。ヤニの流れが止まったマツの中では、運び屋であるマツノマダラカミキリの幼虫が育ち、5月ころから外に飛び立っていく。

 マツタケ山
 
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by woodlot | 2004-03-23 20:04 | 森林アラカルト

松くい虫被害木の伐倒駆除(くん蒸)

a0004391_0455.jpg 2月に森林公園のアカマツ林を歩いていたら、写真の光景に出会った。
 ビニールに覆われた中を見ると、短く切られたアカマツの丸太であった。これは、松くい虫の被害の拡大を防止するため、前年の夏以降に松くい虫の被害にあって枯れたアカマツを、伐倒して、薬剤でくん蒸しているところである。
 松くい虫の被害のピークは、昭和50年代の後半である。しかし、マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウの共生関係によって、その被害は今でも続いている。薬剤のくん蒸によって、運び屋であるマツノマダラカミキリの発生を抑えようとしている。

 松くい虫被害木の伐根
 
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by woodlot | 2004-03-22 00:46 | 森林アラカルト

アカマツ林

a0004391_0940.jpg 写真は、森林公園のアカマツ林である。松くい虫による松枯れが広がったため、各地にあったアカマツ林は存続の岐路に立っている。このアカマツ林は森林公園内にあるため、行政により薬剤空中散布、被害木伐倒駆除が行われ、守られている。

 アカマツは、明るいところに先駆的に成立する樹種である。アカマツは陽性樹であるので、そのままではシイやカシなどの常緑広葉樹に遷移(せんい)する。このようなアカマツ林が残っているのは、人が森林と関わり、遷移を止めている結果である。

 松くい虫被害の予防
 
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by woodlot | 2004-03-21 00:10 | 森林アラカルト

スプリング・エフェメラル

a0004391_113029.jpg 早春の雑木林でいっせいに葉を広げ花を咲かせる植物は、スプリング・エフェメラル(春先のはかない命)と呼ばれる。写真のカタクリもその一つである。カタクリの開花は3月下旬から4月上旬と短い。花言葉は「嫉妬」。

 アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、フクジュソウなどもスプリング・エフェメラルである。

 カタクリの咲く雑木林は、こちらで御覧ください。春夏秋冬(雑木林の一年)雑木林(浜名湖花博)もどうぞ。
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by woodlot | 2004-03-20 11:30 | 里山、竹林