奥山の人工林では、樹幹に傷のある樹木を見かけることがあります。この傷は、熊(クマ)の樹皮剥ぎによるものです。熊剥ぎ(くまはぎ)とか、熊喰い(くまくい、くまっくい)などとも言われています。《お断り》 この写真は私が写したものではありません。 根元を輪切りにすると、どんな形でしょうか。 最近、列状間伐との言葉を耳にするようになりました。造林をするとき、格子(図の1)や千鳥に植えます。一間(1.8m)間隔に造林すると、1ヘクタールには約3,000本が植えられています。苗木の生長とともに、この植栽密度を減らす作業が間伐です。 通常は、生長が遅れている木や曲がっている木などから間伐をします。間伐する木は、一箇所に片寄ることなく、均等に選びます。こうした間伐の方法を定性間伐と言います。 列状間伐は、列ごとに全ての木を間伐します。図の2は、2列残して1列を間伐する2残1伐のパターンで、33%の間伐率です。 右の写真は、列状間伐を行ったところです。一直線に間伐されているので、選木の手間が省けたり、かかり木が少なくなったり、木材が搬出しやすくなる長所があります。また、途中から保存木マーク法に移行することもできます(図の3、4)。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 松くい虫の被害により「白砂青松」の危機が迫っています。やられるばっかりでなく、新たな植栽にも力を注いでいます。マツは、ほとんど土壌が無い土地(砂地、岩場など)でも生育する大変優れた樹種です。痛々しい感じがしますが、肥沃な土地よりは、こうした土地の方が適しているとも言えます。 小島のマツ林(十和田湖)も御覧ください。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 ![]() ![]() ![]() 手の届かない箇所の枝打ちを行なう場合は、木に登る必要があります。木に登る道具として枝打ち用の一本梯子などがありますが、木切れとロープを使って木に登る方法もあります。これだとロープだけ持って行けば、木切れは現地調達ができます。 間隔は、自分が登れる高さに次の段を作りますが、余り低すぎると何段も作ることになって大変です。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 通常苗木は、1ヘクタール当たり3,000本を植栽します。3,000本とは、坪当たり1本の割合になります。したがって、1.8m間隔毎に植えれば、3,000本となります。苗木の成長とともに1ヘクタール当たりの本数が減ります。 1年生 3,000本/ha(富士ヒノキ) 人工造林地 43年生 1,100本/ha(手入れされたスギ林) 荒廃森林 45年生 2,500本/ha(手入れ不良なスギ林) 荒廃森林 60年生 550本/ha(尾鷲ヒノキ) 60年生のヒノキ人工林 300年生 240本/ha(木曽ヒノキ) 木曽ヒノキの美林(日本三大美林) 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 森林の管理のために間伐などの手入れを行なう必要がありますが、林道などの車道がなく、険しい山道を歩いて行かなければならない場所もあります。現場までの移動に伴う疲労によって、作業能率や労働安全性が低下します。そこで、人員輸送用モノレールが導入されているとこともあります。一度に数人が乗れ、斜面に対して直角に登って行きます。速度は早くありませんが、45度位の急斜面でもグイグイ登れます。山から下るときは、後ろ向きで進みます。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 枝打ちは、無節の柱材を生産するために行なう作業です。無節の柱材を生産するために行なうので、樹木の太さがビール瓶程度の時に行ないます。そうすれば、10.5cmや12cm角に製材した時に材面に節が出ることはありません。枝を打つ高さは、通常は3~4mです。極稀に通し柱を狙って、6~7mの高さまで行なう場合もあります。この場合は、枝打ち梯子に登って作業を行ないます。枝を打つ時期は、樹木の活動が止まっている冬に行ないます。 また枝打ちを行なうと、間伐を行なったと同じように林内が明るくなる効果もあります。 写真は6年目に枝打ちが行なわれています。枝打ちを行なわなければ、緑色の実線のように枝が伸び、柱や板に製材をした時に節が表れます。写真の場合は、柱に製材しても節が表面に出ることはありません。無節と言うと節が全く無いと思われますが、節が材面に表れていないと言うことです。次は、無節、上小節、特等へ。 《お断り》 上の写真は私が写したものではありません。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 < 前のページ次のページ >
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