国産材が建築部材として使われるための取り組みとは何か、それは「品質の確かな製材品を安定供給する」ことです。残念ながら今の国産材業界は、「品質の確かな製材品」と「その安定供給」のどちらも満たしていません。品質の確かな製材品とするためには木材の人工乾燥が欠かせませんが、一部の地域を除き製材工場での設備投資が遅れており、その供給量はまだまだ不十分です。製材品の安定供給では、林業と木材産業の連携が全く図れていません。その結果、未だに林業は木材の相場によって市場への供給量を調整しています。 平成18年4 月に、地域材の利用拡大と森林整備の推進を図るためのモデル地域(新生産システム)が全国で11地域指定されました。これらのモデル地域では、川上から川下までの合意形成を促進し、森林経営の集約化、協定取引の推進、生産・流通・加工の経費削減、需要に応じた木材の安定供給を図ることを目指しており、新生産システムが本格的に動き出すと、国産材が安定供給される可能性があります。 モデル地域のいくつかは量産型の国産材製材工場が核となっており、これらの製材工場では生産規模の拡大が積極的に図られます。一方、森林経営の集約化、協定取引の推進が上手く進まない場合は、木材が市場に安定供給されないため、量産型の製材工場と既存の製材工場が、少ない木材を争奪することも考えられます。 秋田 秋田県立大学 9つの製材工場 奥久慈八溝 株式会社山田事務所 協和木材株式会社 岐阜広域 富士通総研 親和木材工業株式会社 飛騨高山森林組合 中日本圏域 株式会社山田事務所 株式会社西村木材店 岡山 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 院庄林業株式会社 岡山高次木材加工協同組合 高知中央・東部地域 富士通総研 銘建工業株式会社 四国地域 住友林業フォレストサービス株式会社 宮崎 株式会社日本能率協会コンサルティング 鹿児島圏域 鹿児島大学 熊本 NPO森林誌研究所 熊本県森林組合連合会 銘建工業株式会社 大分 NPO森林誌研究所 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 ログハウスと言うと、なんとなく男のロマンを感じるのは、私だけでしょうか。木材は元口と末口の大きさに差があるので、機械によって円柱に加工します。機械加工されたログハウスの部材が、出荷されようとしています。機械加工されたログハウスの部材ならば、自分でも組み立てることができます。とは言え、自分で組み立てることを希望されたお客さんでも、時間が無かったりして結局は組立まで頼むケースが多いようです。 ログハウスも外材に圧されていますが、国産材でも立派なログハウスが造れます。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 今では欧州から輸入されるホワイトウッドやレッドウッドが国産材(スギ)の競争相手ですが、少し前までは北米から輸入されるベイツガでした。ベイツガ(長さ6m、径30cm以上)の日本での価格は、昭和55年を頂点に、低減しています。一方ドルでの価格は、昭和55年以降も漸増しています。日本では昭和50年代の後半から木材価格は下がり続けましたが、外国からすると木材価格は下がっていた訳ではありません。 グラフは1立方メートル当たりの円及びドル価格です。左から昭和45年、55年、平成2年、12年で、その時のレートを360円、227円、138円、108円として計算してあります。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 木材には、無節、上小節、小節、特一等、一等及び二等と言った見た目の良さを表した等級があります。写真はスギの柱材で、「杉正角 一等」と表示されています。無節、上小節及び小節は役物と言われ、JASによって材面の品質基準が定められています。かつては和室(真壁工法)の柱などとして役物は高値で取引されましたが、洋室(大壁工法)が主体となったため需要は減っています。 特一等、一等及び二等は並材と言われ、公による品質基準はありません。特一等と言われると一番良い品質のものだと思い込みますが、並材の中で一番良いものになります。 これらの区分は、節の量と丸身によって決められます。特一等以上は、丸身はありません。 無節の柱材を生産するためには、育林の過程で枝打ちを行なう必要があります。次は、林業体験での枝打ちへ。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 静岡県のホームページに「静岡インターネット放送局 BBスタジオしずおか」のコンテンツがあります。この中の「昭和の県政ニュース」では、昭和27年から50年までのニュースを見ることができます。キーワードに「木材」と入力し、製作年は「昭和27年」を選び検索すると、「木材利用の合理化で浮かぶ60万石」がヒットします。通常は、丸い木材を四角の柱などに加工して使います。この時、端材などが出ますが、忘れてはいけないのがおが粉です。昭和27年当時の課題に製材の歩留まりを上げることがあり、そのためにノコギリの目立て技術者を養成しました。より薄いノコギリ、より切れるノコギリによって、製材する木材の歩留まりが60万石、1割アップするとのニュースです。60万石は、ニュースでは20坪の住宅で、6,000戸分だと紹介されていました。と言うことは、1戸あたり100石の木材を使っている計算になります。 100石×0.27826=27.8立方メートル 次は山は生きている(植林作業の様子)へ。 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 折れ線グラフは、1996(平成8)年から2004(平成16)年までの海外から日本に輸入された製材(◆)と丸太(■)の推移です。縦軸の目盛りは5百万立方メートル毎です。最近では、1千万立方メートル前後で推移しています。 棒グラフは、地域別の製材品輸入量の推移です。横軸は、左側から米材、北洋材、南洋材、ニュージーランド材、チリ材、欧州材及びその他の順です。縦軸の目盛りは百万立方メートル毎です。米材、南洋材は右肩下がり、欧州材、北洋材は右肩上がりの傾向です。 構造用集成材の国別輸入量の推移へ。 データの出典:財団法人日本木材総合情報センター 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 1999(平成11)年頃から、急速に集成材が普及しました。そしてその中心となったのが、欧州から入ってくるホワイトウッドです。なぜホワイトウッドが主役に踊り出たのでしょうか。ホワイトウッドの方が、スギ人工乾燥材より安いからでしょうか。グラフは、2000(平成12)年から2004(平成16)年までのスギ人工乾燥材(◆)とホワイトウッド(■)の管柱(10.5角)の一本当たり価格の推移です。縦軸は目盛りは500円毎です。これを見る限り、ホワイトウッドの方が、スギ人工乾燥材より高いです。 次は、2000(平成12)年12月27日の林材新聞の記事の要約です。 --------------- 国産材を追い落とした欧州集成材 平成12年度 欧州集成材 過去最高の40万立方メートル台に乗る勢い。 乾燥しやすく品質が安定、価格も安いことから住宅大手ばかりか中小ビルダーまで採用が広まっている。 最近の木材需要は含水率、ヤング係数を表示できるかどうかが重視されている(住宅専門家)。 --------------- ホワイトウッドは、含水率やヤング係数が一定である、つまり品質が安定している点が評価されたようです。 データの出典:財団法人日本木材総合情報センター 人気blogランキングに参加していますので、みなさんのクリックをお願いします。 < 前のページ次のページ >
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