森林には所有者がいて、その所有は
小規模かつ
分散しています。日本の林業が停滞しているのは、林業の生産規模が小さいことも一つの原因です。
例えば、写真の下に林道があるとします。Bさんは、Bさんが所有する人工林を間伐し、その
間伐材を搬出しようと考えました。しかし、AさんやFさんの森林の中かを通さなければ出すことができません。
ここに次のような課題があります。
分 散
Bさんは、AさんやFさんの協力無しに間伐材を搬出することができません。Aさんが不在村の方だとすると、連絡を取るのに大変な労力を必要とします。まして、BさんとAさんが、代々不仲であるとするとBさんの左側の人工林は、Cさん、Dさん、Fさんの森林を迂回しなければ、間伐材を搬出できません。
小規模
またBさんの人工林だけから間伐材を搬出するより、周りのAさん、Cさん、Fさんの人工林も同時に間伐を行って、一緒に搬出した方がコストが下がりそうです。
こうしたことを解決するために、森林を最も効率よく経営できる単位にまとめること(集約化)が求められています。
次は、
日本の林業の未来へ。
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