幸島(こうじま)は、宮崎県
串間市の周囲約4キロメートルの島です。昭和28年のある日、この島に住む餌づけされた一歳半のメス猿が、サツマイモの泥を水で洗い流してから食べることを始めました。この行動は若い猿や母親猿に真似られ、4年後には20匹中15匹に広がりました。その後、幸島の猿と全く接触のない他地域の猿たちも、イモを洗って食べる行動を次々に始めました。
ある行為をする個体の数が一定量に達すると、その行動はその集団だけにとどまらず、距離や空間を越えて伝播するそうです。こうした現象を「百匹目の猿現象」と呼んでいます。
林業に関わる人たちも、林業の成果を次代に引き継ぐために、もっと「林業」を発信する必要があると、私は思います。
森林の見学ツアー(森林編)